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シマノ 9000DURA-ACEのワイヤーコーティングについて

ちょっとネットで「シクロワイアード」さんの9000DURA-ACEのインプレ記事見てて、あれれ???って思った事が。
http://www.cyclowired.jp/?q=node/96481

Rディレーラー部分のアウター受けです。

当初はRD9000のワイヤーの角度がこんな感じになるので

アウターキャップをRディレーラー受け側はロングノーズキャップかな?って思ったのです。

「シクロワイアード」さんの9000DURA-ACEのインプレ記事に掲載されてる写真のように・・・。


しかしシマノの説明書には


変速機側にはアルミキャップをしてくださいとなってるので、
今やってるような感じで間違いはないと思うんです。


しかし、そうなるとワイヤーがこんな感じにワイヤーのコーティングが剥げてケバケバになりロングノーズキャップのほうがいいんやないの?って内心は少し思ってました。



しかし、色々聞いたり調べてたりすると、そうでもなく、このコーティングが剥がれた感じでも問題がない事がわかりました。


シマノさんに確認した所、まずコーティングのワイヤーについては、ワイヤー全体を面コートしてれば、コーティングの剥がれは広がってくるのですが、コートをスパイラルさせてるそうで、剥がれた部分はそこだけで完結する形となり、コーティングの剥がれが広がる事がないとの事。
そして、この剥がれは想定内で、このコーティングの剥がれによる抵抗の増大はないそうなのです。

そしてリアディレーラー側のアウターキャップをロングノーズキャップ使えばコーティングの剥がれは防げそうですが、そこも確認した所、リアディレーラーのワイヤーの受け部分の精度は非常に大事で、ワイヤーが直線的に入るのが当然ながら理想なのですが、樹脂のキャップを使用すると根本が曲がってくる事があるとの事。

確かに下のほうのグレードに使われてる物や、お求めやすい完成車などに使用されてるパーツで、ワイヤーがジャグワイヤーなどを使用されてる自転車なんかは、この症状は結構あるのです。

例えばこんな部分


そしてリアディレーラーの受け部分もよくあるのですが、入荷した段階ですでにアウターキャップが曲がってて、ワイヤーの抵抗になってしまうのです。
その為、当店では、すべてワイヤーは抜いて、酷いものは交換したり修正したりするのですが、やはり時間がたつとアウターキャップが45度くらいに曲がってくるんですね。

もちろん自転車を組む際に、ワイヤーの長さを適正に調整し組みつける事により、かなりは防げるのですが、それでもどうしても多かれ少なかれ曲がりが出てきてしまいます。
これがワイヤーの抵抗になり、ソフト操作も重たくなってしまいます。

その為、7900DURA-ACEなんかも、最初からアルミのアウターキャップがついてますもんね。


ただ9000DURA-ACEは、ロングノーズキャップが3本、ショートノーズキャップが2本、アルミキャップが1本ついてます。

ショートノーズキャップはシフトのデュアルコントロールレバーの受け側にピッタリとはまるように溝がついてます。
これで2本。

そしてロングはフレームの受け側で、デュアルコントロールレバーから出たシフトアウターをフレームで受ける前後の2本、そしてリアディレーラーの所、ここです

が1本。

そしてリアディレーラー部分がアルミキャップの1本

となります。


なぜフレームに接する部分がロングノーズキャップなのかと言うと、やはりワイヤーの受け部分の精度は大事みたいで、ここの精度が悪いとワイヤーが引っかかったりし抵抗が増大します。
フレームのバリなどの問題もあります。
もちろんフレームの精度の良い物もあれば悪いものもあります。
しかし、いいフレームに9000DURA-ACEを積んだら、本来の性能を発揮できるけど、精度の悪いフレームに9000DURA-ACEを積んだら、本来の軽いシフト操作ができない・・・・って事にならない為ってのもあるようです。
これはシマノ側からしたらわからない事だけど、自分ところの製品のワイヤー受けの精度は自身持ってるだろうからアルミのキャップだと曲がる心配もないのでその方が良いのでしょうね。



さて長くなりましたが、コーティングのワイヤーで有名なゴアもケーブル事業から撤退するみたいで、このようなコーティングのワイヤーはシマノがほとんどって感じ(BBBも少しはあったかも・・・)ですが、さて皆さんが気になってる互換性です。

7900とか6700とか5700とか使用されてる方でも、この9000DURA-ACEのワイヤーは使ってみたいって思われてる方も多いみたいです。
しかし、互換性は残念ながら×だそうで、確実に滑るそうなのです。

ちょっと前に7900DURA-ACEのPTFEワイヤーでも、当初は互換性がなく滑りが発生するので使わないでくださいって言ってたのが、締め付けトルクを増やす事により大丈夫だとなりました。
しかし、9000系のポリマーコーティングは確実に駄目だそうです。

では、9000DURA-ACEと7900DURA-ACEの固定部分で何が違うかが気になりますが、現在の時点では不明です。
面コートではなくスパイラルさせてるので、固定部分だけコーティングをはがす訳にはいかないみたいですし・・・。





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サイクルショップ金太郎 店長

Author:サイクルショップ金太郎 店長
大阪の堺にある自転車店「サイクルショップ金太郎」の店長が運営するブログです。



高校の頃より自転車競技を始め、ピストを中心にMTBやロードのレースにも参加してました。

競技時代は、現在マトリックスパワータグの監督でアジアチャンピオン&アトランタオリンピック代表でもある安原さんや、日本チャンピオン、元日本代表監督の元でみっちり自転車競技を行ってました。
その後大型自転車専門店に就職し、勉強させて頂き店長の経験を踏まえこのサイクルショップ金太郎をオープンさせて頂きました。




経験を生かし、自転車の素晴らしさなどをお伝えしていきたいと思っております。

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