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セラミックベアリングのお話・・・。その②

さて続きです。

続きましては、フルクラムとかカンパニョーロのホイールに使われてるUSBハブとCULTベアリングのお話から。

まずは、USBとかCULTとは何か?

ますはUSBとは、ウルトラスムーズベアリング?だったかな?の略で、中にはセラミックベアリングが入ってます。
そしてグリースも入ってますが、前に記事に書いたように、このグリースが厄介なものです。

耐久性を無視すればグリスを極端に少なくすればいいと思うんです。
完全に無くすと負荷がかかった際にどうかと思う部分もあったりして・・・。

しかし、定期的にオーバーホールするなら、極端な話、シールなんかも必要ないんです。

しかし、オーバーホールをサボれば速攻で受け側が錆びたり腐食したりします。
その為、グリースが必要なのですが、それを流れないようにする為に、シールも必要なんです。

シマノのBBなんかは、耐久性が高いのは、このあたりのシールがしっかりしてるのと、シマノのプレミアムグリスってそこそこの粘度がありますよね。
その為、どうしてもシマノのBBは回転が重たいんです。

ただ負荷がかかった際はわかりません。負荷がかかった状態だったら、他メーカーよりも実は軽いのかも・・・。

ただシマノとしては、そんなに耐久性の低いものなんて出せませんよね。ましてや、技術的にはグリスなしの物でも作れるのでしょうが、価格が高くなってしまいます。

話が前後しますが、CULTはセラミック・アルティメット・レベル・テクノロジーというもので、ようするに同じセラミックボールは使ってても受け側が異なるんですね。

受け側が強い素材なのと構造になるので、グリスが必要なくなると言う事なのです。


さて話は前後しますが、CULTを除いてはほとんどのセラミックベアリングと呼ばれるものにはグリースが入ってます。

このグリースの粘度が厄介だと書きました。
耐久性を考えると粘性の強いものを使えば耐久性は上がります。しかしそのグリースも一緒に回さないと、正確にはボールが転がる際にグリースの海を転がって行かないと駄目なので抵抗が生まれます。

逆に粘性の低いものを使えば耐久性が下がりますが、抵抗が減ります。

今回は負荷がかかった時にどうかって話は置いておいて・・・。

なのでシマノなどから発売されてるパーツはさすがにそこそこの耐久性を持たさないと駄目なので、しっかり目のグリースとシールが入ってます。

なので、例えばTNIのセラミックBBなどは、こんな文言が書かれてたりします。
http://www.trisports.jp/?q=news/node/5919
----------------------------------------------------------------------------------------------
BB、プーリー といったセラミック製品には、
粘度が低いグリースが使用されています。
特に雨の日に使用後は必ずオーバーホールを
行ってください。
ぬれたままほっておくと錆等の原因となり、
性能上、問題が起こりやすくなりますので、
ご注意ください。
------------------------------------------------------------------------------------------------

と、耐久性よりも転がりの軽さを重視してたりします。

こんな感じでメンテナンス方法まで掲載されてます。しっかりと定期的にメンテナンスしてくださいよ!って事です。





TNIのセラミックBBはグレード3の最高級セラミックベアリングが使われてるって書かれてますよね。
それでも、受け側の問題があり、グリースは必要になります。

ただグリースも粘度の低い専用のものが発売されてたりします。
例えばピスト用なら1000~2000km毎に、ロードなどのノーマルのグリースなら4000~5000km毎にと指定しています。

って事は、負荷がかかった際の事は考えずに、結局はセラミックベアリングを使わなくても、グリスが入ってなかったり、サラサラのチェーンオイルくらいの粘度だったら、車輪とかでもなかなか止まらないくらい、めちゃくちゃ長い時間回ってるものです。

当店は街の自転車屋なので、一般車も販売&修理してますが、ハブのグリスの切れた自転車で、中が錆びてなく程度の良い物だったら、本当によく回るんです。

きっと、僕が使ってるMAVICのコスミックカーボンSRよりも5倍の時間が回ります。

もちろん慣性の問題で、一般車のタイヤはロードバイクに比べ太く重たいので、重さによりスピードが落ちにくいって事もありますが、グリスの抜けて、錆びてない状態のハブって、本当に良く回るし、なかなか止まらないんですよね。


って事はです!どこまでの違いがあるにしても、グリースの重さって結構バカにできなく、シールの重さもバカにできないんです。

って事で話は続きます。

次は僕が昔色々試した事があって、その話でも・・・。



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コメント

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中国製カーボンフレームでセラミックベアリング有る無しで$350か$500で悩んでいたのが解けました。
ありがとうございます

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プロフィール

サイクルショップ金太郎 店長

Author:サイクルショップ金太郎 店長
大阪の堺にある自転車店「サイクルショップ金太郎」の店長が運営するブログです。



高校の頃より自転車競技を始め、ピストを中心にMTBやロードのレースにも参加してました。

競技時代は、現在マトリックスパワータグの監督でアジアチャンピオン&アトランタオリンピック代表でもある安原さんや、日本チャンピオン、元日本代表監督の元でみっちり自転車競技を行ってました。
その後大型自転車専門店に就職し、勉強させて頂き店長の経験を踏まえこのサイクルショップ金太郎をオープンさせて頂きました。




経験を生かし、自転車の素晴らしさなどをお伝えしていきたいと思っております。

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