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Jプロツアー第14戦 いわきクリテリウム

”ガルシア・ヴィセンテが優勝!2連勝!! 
Jプロツアー今期4勝目をあげました!!”

JBCF いわきクリテリウム
Jプロツアー第14戦 

日付:2013年10月5日(土)、6日(日)
開催地:福島県いわき市常磐湯本町上浅貝 
    21世紀の森公園(Lコース1.43km/Sコース1.23km)
距離:予選Sコース15周=18.45km 決勝Lコース34周=48.42km(予選勝ち上がり40名)
天候:晴れ 気温20℃
出走選手:4名 ヴィズィアック・マリウス、ガルシア・ヴィセンテ、小牧祐也、キム・ドヒョウン

伝統的に行われているレースで、2日間に亘って行われる予選⇒→決勝方式。
特徴的なのは予選落ち選手には翌朝に敗者復活戦が設けられていること。
「おはようレース」との別名で受け継がれている。
マトリックスは今回4名。少人数だけに速やかに決勝進出を決めたい。

予選は各クラス40名から勝ち上がりは15名と、例年より若干人数も多くなかなか厳しいレースとなりそう。
敗者復活は50名から10名、これは現実的にかなり厳しい設定。

1組目ではマリウス、小牧。2組目ではヴィセンテ、キム。
緩やかにアップダウンを含み連続するコーナー、変化する道幅は位置取りが重要。
そして最後まで気の抜けないゴールで明暗が分かれる。
残念ながらキムがゴール位置で落ちてしまい、おはようレースへ。
監督曰く「ゴール先着決めて流している選手の後ろがかえって危険。脇ラインからのゴール争いに抜かれてしまう。」
更に厳しいおはようレースは通過できず、決勝は3名となってしまった。
”少数精鋭”気持ちを切り替え決勝に臨む

決勝40名。競合チームも人数を落としている中、Team UKYOは全員通過の圧倒的有利な人数。
このチームの戦略的動きがレースを左右するであろう、その動きにどう対応していくか・・・
マリウスを中心に何度も意思合わせをし、いよいよレーススタート。

予選とは違い、スタートから目の覚めるようなハイペース。
集団前方はTeam UKYOがしっかり固め、他の動きを一切許さない体制。
前方の隊列が変わらないまま、後尾からまるでエリミネーションのように徐々に選手が落ちていく。
集団後方へ落とされるのはかなり危険、前へ前へ。
6周回目で小牧が中切れ後ろに位置してしまい、後方へ追いやられてしまう。
マリウスは10番手前後を常にキープ、ヴィセンテは真ん中位置。

集団での位置をキープするマリウス、ヴィセンテ

先頭ではシマノレーシングが幾度かアタックをかけるがUKYOが譲らない。
アタックが決まらないためペースも緩まず、10周目頃には集団30名近くとなってくる。
山本和弘(cannondale championsystem)や小室雅也(イナーメ信濃山形)が何度もアタックをかける。
その度にTeam UKYOがブロック。集団はUKYO、シマノ、マトリックス、宇都宮ブリッツェンがチーム毎に隊列。
UKYOは土井雪広や阿部嵩之が積極的に引き、集団のペースを上げて行く。

いよいよ終盤、残り10周回の頃、マリウスがアタックをかけ揺さぶりをかけるがUKYOブロック。
次はヴィセンテがアタック、やはりUKYOがブロック。どうやらリーダーのホセを鉄壁で守る体制か。
鈴木譲(シマノレーシング)、鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)、小室が次々とアタックをかけるがUKYOブロック。
先頭が激しく動きながらも集団のまま、残り5周回。
過去これほど集団が崩れないままのレース展開は珍しい。そんな状況のまま集団でのゴールが濃厚となってきた。
スプリンター達での勝負か。マリウスは先頭から10番手内の位置をキープし続けている。

   
マリウスがアタック!反応するTeam UKYO   ヴィセンテもアタック!やはりTeam UKYOが反応

ラスト周回へ。
先頭はブリッツェン2名、マリウスは3番手へ。集団も先頭を許さず争う勢いでスピードが上がる。
集団真ん中にいたヴィセンテがするすると前方へ上がっていった・・・
ゴール勝負の直線へ。激しく争っているのは前方ヴィセンテ、マリウスをアシストに一気に前に出たヴィセンテがそのままゴールスプリント。
強豪スプリンター達を抑えヴィセンテが獲った!

最後の直線。マリウスのアシストでヴィセンテ前へ-

強豪エースたちと激しいスプリント

ヴィセンテ2連勝!少数精鋭のチームワークでしっかり決めた勝利だった。

 
「Good Job!」チームワークで獲った勝利!

《ヴィセンテのコメント》
マリウスが前に行ったのを見て安心して前に行った。勝って嬉しい!家族に報告したい。(ゴール後すぐに家族へ報告してました)

《監督のコメント》
明らかに不利な人数をチームワークで対抗できた。チーム連携で獲った勝利だ。
今春の白浜クリテの時は少数での状況に不安を抱き信じきることができなかったが、今回は最後まで皆を信じていた。
レース中、Team UKYOの走りがとても”男前”だった。魅せてくれた。
あんな風にレースできたうえで勝利ができるよう、ウチも頑張りたい。

Jプロツアーは残り2戦。次戦はマリウスが獲った美浜、狙って行きます。

【順位】
1位 ガルシア・ヴィセンテ(マトリックスパワータグ)1時間15分37秒
2位 ホセ・ビセンテ(Team UKYO)
3位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
4位 吉田隼人(シマノレーシング)
5位 鈴木譲(シマノレーシング)
6位 大久保陣(Team UKYO)
7位 小室雅成(イナーメ信濃山形)
8位 ヴィズィアック・マリウス(マトリックスパワータグ)
9位 小畑郁(なるしまフレンドレーシングチーム)+01秒
10位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン)
DNF 小牧祐也(マトリックスパワータグ)
DNF キム・ドヒョウン(マトリックスパワータグ)

photo by Hideaki TAKAGI,another






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サイクルショップ金太郎 店長

Author:サイクルショップ金太郎 店長
大阪の堺にある自転車店「サイクルショップ金太郎」の店長が運営するブログです。



高校の頃より自転車競技を始め、ピストを中心にMTBやロードのレースにも参加してました。

競技時代は、現在マトリックスパワータグの監督でアジアチャンピオン&アトランタオリンピック代表でもある安原さんや、日本チャンピオン、元日本代表監督の元でみっちり自転車競技を行ってました。
その後大型自転車専門店に就職し、勉強させて頂き店長の経験を踏まえこのサイクルショップ金太郎をオープンさせて頂きました。




経験を生かし、自転車の素晴らしさなどをお伝えしていきたいと思っております。

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