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J PRO TOUR 第15戦 知多半島・美浜クリテリウム

”ヴィズィアック・マリウスが2位!”

JBCF 知多半島・美浜クリテリウム
Jプロツアー第15戦 

日付:2013年10月13日(日)
開催地:愛知県知多郡美浜町 周回コース(1周3.75km)
距離:3.75km×20周=75km
天候:快晴 気温26℃
出走選手:8名 向川尚樹、ヴィズィアック・マリウス、ガルシア・ヴィセンテ、永良大誠、小牧祐也、安原大貴、池部壮太

残り2戦となったJプロツアー。各チーム様々な思惑で臨んでくるであろう。
マトリックスは久しぶりの8名フル参戦。昨年マリウスが獲ったこのレース、大会2連覇をかけ気合十分で乗り込む。

コースはクリテリウムには長い3.75kmで、4箇所の直角コーナーに緩やかなアップダウンを含む。
昨年と異なるのは最後の長い直線がゴールまで更に延ばされたこと。しかも当日は向かい風で時折とても強く吹く。
先に行われているレースでも、ゴール直線はスピードが伸びきらず、横広がりの集団ゴールの様子。
チームで再度意思統一をし、スタートラインへ向かう。

選手たちの彩りが映える秋晴れ

天候は汗ばむほどの快晴、海が近いため風は強いが気持ちよい観戦日和。
観戦者も多く、賑やかな会場の雰囲気である。
このレースにはポイント賞(地元賞)が2周回毎に設けられ、地元の産物が賞品として贈られる。

1周回のラップタイムは5分が目安。
スタートから散発的なアタックが続き、周回毎に先行者が出るが決まらない。
5周目、初めから積極的にアタックをかけていた阿部嵩之(Team UKYO)のアタックをきっかけに8名の逃げができる。
マトリックスはここにヴィセンテ、永良が入る。

ガルシア・ヴィセンテ(マトリックスパワータグ)
永良大誠(マトリックスパワータグ)
阿部嵩之(Team UKYO)
入部正太朗(シマノレーシング)
飯野智行(宇都宮ブリッツェン)
普久原奨(宇都宮ブリッツェン)
紺野元汰(湘南ベルマーレ)
メゴー・ジュリアン(peugeot Neilpryde Lacasse Pro)

マトリックスは2名、油断できない逃げグループ

このグループは逃げ切りの可能性もあるメンバー。もちろんヴィセンテへの警戒が一番であろう。
メイン集団は容認体制としつつもその差を1分以内で保ち、射程圏内に留める動き。
集団前方は前に送り込んでいないcannondale championsystemやAISAN Development Team U-26などが固めるが、14周目まで変化ない状況が続く。

14周目、AISANの伊藤雅和と平塚吉光が引き、メイン集団のペースが一気に上がっていく。先頭との差は15秒差まで縮まる。
先頭が捕まるのは時間の問題か。ここでヴィセンテが先頭から外れメインへ戻る動き。
この動きでメインの反応が大きく変わり、吸収しかけた先頭をそのままにして一旦落ち着く。
先頭は永良を含む7名。永良はここで粘る。

残り3周回。先頭を20秒内で行かせたまま、メインではゴールへ向けての隊列が変わり始める。
ブリッツェン、AISAN、シマノ、マトリックス、UKYO
ここで永良もメインへ戻る。残り2周回、先頭とは20秒を切り、間もなく吸収されそう。
いよいよ吸収・・・のところで阿部、入部、紺野が逃げ粘るアタック。それを吸収する動きでメインはペースが上がり縦長に。
マリウス、池部、向川が前方へ上がっていく。
集団はひとつ、活性し続けたままいよいよラスト周回へ。

スプリントへ向け戦闘準備

最後の長い長い直線。やはり強い向かい風が吹いている。
激しく位置取り争いをしながら残り1kmを切り、UKYOやブリッツェン、シマノがスプリントの隊列を組む。
マトリックスもマリウスを乗せてスプリントへ。前方は強豪スプリンター達が出揃っている。
マリウス先行スプリント開始、そこへぴったりとつくシマノの畑中勇介。
激しいゴールスプリント、マリウスはまだ先行-。
しかしゴール寸前でかわされ獲ったのは畑中。マリウス悔しい2位となった。

地元賞品をいただき表彰式

《マリウスのコメント》
畑中選手との勝負は昨年の群馬を思い出す。悔しい。でもみんなでよくやったよ。

《監督のコメント》
フンっっ=З、畑中きらいっ 彡

・・・いよいよ次戦はJプロツアー最終戦の輪島。総力挙げて戦います。

【順位】
1位 畑中勇介(シマノレーシング)1時間47分14秒
2位 ヴィズィアック・マリウス(マトリックスパワータグ)
3位 大久保陣(Team UKYO)+01秒
4位 吉田隼人(シマノレーシング)
5位 木守望(AISAN Development Team U-26)
6位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
7位 福田真平(AISAN Development Team U-26)
8位 小室雅成(イナーメ信濃山形)
9位 藤岡克磨(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)
10位 長野耕治(JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス)
28位 ガルシア・ヴィセンテ(マトリックスパワータグ)
46位 池部壮太(マトリックスパワータグ)
47位 永良大誠(マトリックスパワータグ)
63位 キム・ドヒョウング(マトリックスパワータグ)
91位 小牧祐也(マトリックスパワータグ)
92位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)

photo by Hideaki TAKAGI




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Author:サイクルショップ金太郎 店長
大阪の堺にある自転車店「サイクルショップ金太郎」の店長が運営するブログです。



高校の頃より自転車競技を始め、ピストを中心にMTBやロードのレースにも参加してました。

競技時代は、現在マトリックスパワータグの監督でアジアチャンピオン&アトランタオリンピック代表でもある安原さんや、日本チャンピオン、元日本代表監督の元でみっちり自転車競技を行ってました。
その後大型自転車専門店に就職し、勉強させて頂き店長の経験を踏まえこのサイクルショップ金太郎をオープンさせて頂きました。




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