J PRO TOUR 第15戦 知多半島・美浜クリテリウム
- 2013/10/16
- 14:59
”ヴィズィアック・マリウスが2位!”
JBCF 知多半島・美浜クリテリウム
Jプロツアー第15戦
日付:2013年10月13日(日)
開催地:愛知県知多郡美浜町 周回コース(1周3.75km)
距離:3.75km×20周=75km
天候:快晴 気温26℃
出走選手:8名 向川尚樹、ヴィズィアック・マリウス、ガルシア・ヴィセンテ、永良大誠、小牧祐也、安原大貴、池部壮太
残り2戦となったJプロツアー。各チーム様々な思惑で臨んでくるであろう。
マトリックスは久しぶりの8名フル参戦。昨年マリウスが獲ったこのレース、大会2連覇をかけ気合十分で乗り込む。
コースはクリテリウムには長い3.75kmで、4箇所の直角コーナーに緩やかなアップダウンを含む。
昨年と異なるのは最後の長い直線がゴールまで更に延ばされたこと。しかも当日は向かい風で時折とても強く吹く。
先に行われているレースでも、ゴール直線はスピードが伸びきらず、横広がりの集団ゴールの様子。
チームで再度意思統一をし、スタートラインへ向かう。
天候は汗ばむほどの快晴、海が近いため風は強いが気持ちよい観戦日和。
観戦者も多く、賑やかな会場の雰囲気である。
このレースにはポイント賞(地元賞)が2周回毎に設けられ、地元の産物が賞品として贈られる。
1周回のラップタイムは5分が目安。
スタートから散発的なアタックが続き、周回毎に先行者が出るが決まらない。
5周目、初めから積極的にアタックをかけていた阿部嵩之(Team UKYO)のアタックをきっかけに8名の逃げができる。
マトリックスはここにヴィセンテ、永良が入る。
ガルシア・ヴィセンテ(マトリックスパワータグ)
永良大誠(マトリックスパワータグ)
阿部嵩之(Team UKYO)
入部正太朗(シマノレーシング)
飯野智行(宇都宮ブリッツェン)
普久原奨(宇都宮ブリッツェン)
紺野元汰(湘南ベルマーレ)
メゴー・ジュリアン(peugeot Neilpryde Lacasse Pro)
このグループは逃げ切りの可能性もあるメンバー。もちろんヴィセンテへの警戒が一番であろう。
メイン集団は容認体制としつつもその差を1分以内で保ち、射程圏内に留める動き。
集団前方は前に送り込んでいないcannondale championsystemやAISAN Development Team U-26などが固めるが、14周目まで変化ない状況が続く。
14周目、AISANの伊藤雅和と平塚吉光が引き、メイン集団のペースが一気に上がっていく。先頭との差は15秒差まで縮まる。
先頭が捕まるのは時間の問題か。ここでヴィセンテが先頭から外れメインへ戻る動き。
この動きでメインの反応が大きく変わり、吸収しかけた先頭をそのままにして一旦落ち着く。
先頭は永良を含む7名。永良はここで粘る。
残り3周回。先頭を20秒内で行かせたまま、メインではゴールへ向けての隊列が変わり始める。
ブリッツェン、AISAN、シマノ、マトリックス、UKYO
ここで永良もメインへ戻る。残り2周回、先頭とは20秒を切り、間もなく吸収されそう。
いよいよ吸収・・・のところで阿部、入部、紺野が逃げ粘るアタック。それを吸収する動きでメインはペースが上がり縦長に。
マリウス、池部、向川が前方へ上がっていく。
集団はひとつ、活性し続けたままいよいよラスト周回へ。
最後の長い長い直線。やはり強い向かい風が吹いている。
激しく位置取り争いをしながら残り1kmを切り、UKYOやブリッツェン、シマノがスプリントの隊列を組む。
マトリックスもマリウスを乗せてスプリントへ。前方は強豪スプリンター達が出揃っている。
マリウス先行スプリント開始、そこへぴったりとつくシマノの畑中勇介。
激しいゴールスプリント、マリウスはまだ先行-。
しかしゴール寸前でかわされ獲ったのは畑中。マリウス悔しい2位となった。
地元賞品をいただき表彰式
《マリウスのコメント》
畑中選手との勝負は昨年の群馬を思い出す。悔しい。でもみんなでよくやったよ。
《監督のコメント》
フンっっ=З、畑中きらいっ 彡
・・・いよいよ次戦はJプロツアー最終戦の輪島。総力挙げて戦います。
【順位】
1位 畑中勇介(シマノレーシング)1時間47分14秒
2位 ヴィズィアック・マリウス(マトリックスパワータグ)
3位 大久保陣(Team UKYO)+01秒
4位 吉田隼人(シマノレーシング)
5位 木守望(AISAN Development Team U-26)
6位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
7位 福田真平(AISAN Development Team U-26)
8位 小室雅成(イナーメ信濃山形)
9位 藤岡克磨(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)
10位 長野耕治(JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス)
28位 ガルシア・ヴィセンテ(マトリックスパワータグ)
46位 池部壮太(マトリックスパワータグ)
47位 永良大誠(マトリックスパワータグ)
63位 キム・ドヒョウング(マトリックスパワータグ)
91位 小牧祐也(マトリックスパワータグ)
92位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
photo by Hideaki TAKAGI
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