Jプロツアー 第1戦 宇都宮クリテリウム
- 2014/04/25
- 10:10
セバスチャン・モラが優勝!!
Jプロツアー開幕戦勝利!!
Jプロツアー第1戦
日付:2014年3月23日(日)
開催地:栃木県宇都宮市清原工業団地内コース(1周2.7km)
距離:2.7km×25周=67.5km
天候:快晴 気温18℃
出走選手:7名 セバスチャン・モラ、アイラン・フェルナンデス、永良大誠、安原大貴、和田 力、管 洋介、田窪賢次
2014年度Jプロツアー開幕!栄えある第1戦は新規開催の宇都宮クリテリウム。
宇都宮は、長く続くジャパンカップなどで自転車振興に熱心な地域。
ロードレースに馴染んでいる人が多く、JBCF大会ではなかなか味わえない大観衆7000人超え。
賑やかで華やかな会場。更に賞金レースでもあり、選手たちもテンションが上がる。
マトリックスは初戦から700km以上の大遠征となるが、テンション上げて会場に乗り込む。
前夜入念にミーティングを行うも、互いにチーム力が予測しきれないのがシーズン初めである。
当日はよく晴れて穏やか。新年度のチーム体制やジャージのお披露目日でもあり、色とりどりのジャージがよく映える。
スタート前のプレゼンテーションやファンサービス。多くの観客に見送られ、いよいよレースがスタート!
25周回で争われるが、5周回ごとにスプリント賞があり賞金が出る。もちろん、レースへの影響も予想される。
早々からアタックがかかり、阿部崇之(宇都宮ブリッツェン)らの動きに反応した6名が先行。
すぐさま反応した追走が出るも、マトリックスは動かず。
3周回目には7名の逃げグループができ、集団に30秒近く差をつけ始める。
マトリックスはタイム差を確認しつつ、集団前方で様子を窺う。
阿部崇之(宇都宮ブリッツェン)
バルセッキ・フラビオ(Team UKYO)
窪木一茂(Team UKYO)
大場政登志(CROPS×championsystem)
清水良行(那須ブラーゼン)
小渡健吾(シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダサイクリングチーム)
倉林貴彦(なるしまフレンド レーシングチーム)
やがて5周回完了、1回目のスプリントポイントは窪木が獲る。
これをきっかけに先頭グループは分散、フラビオ、小渡が落ち、先頭は5名。
この5名は安定したローテーションで、集団に30秒ほどの差で逃げ続ける。
8周目に入ると、2回目のスプリントポイントへ向けて集団が動き始める。マトリックスが前方を固めて前を追う。
スプリントポイント目前に先頭は吸収、集団スプリントで獲ったのは、小室雅也(ロヂャースレーシング)
これを機にアタックが散発的にかかるが、レース後半にかかり集団は逃げを許さない。
集団は不安定なまま進行、各所で落車も起きている。マトリックスは前半に田窪が巻き込まれたが、復帰後も果敢に動く。
集団のまま15周回、3回目のスプリントポイント。またもや窪木が獲った。
すぐさまアタックがかかる。マトリックスも大貴や和田が動く。
なかなか逃げが決まらず、依然集団はひとつ。そして20周回、4回目のスプリントポイント。
ここをマトリックスのモラが獲る!そして、田窪ら3名がアタック。
猛烈な反応で集団ペースも上がる。田窪らは8名で逃げるが、追走の飛び出しが止まない。
残り2周回で集団はまたひとつ、しかしアタック戦線状態の集団。ラストラップへ向けて、マトリックスが前に。
4回目のスプリントポイントをモラが獲り、ラストへ向けて体制をとる
マトリックスが前方を固めたままラストラップへ。モラでゴールスプリントへ持ち込む作戦どおり!
Team UKYOや宇都宮ブリッツェンも隊列を組み、ゴールスプリントへの位置取り争いが始まる。
和田を先頭にアイラン、モラで回る。ミーティングでは、”ラスト250mまで持ち込めればいただき(勝ち)”と。
最終コーナーを抜け、ホームストレートへ。ここで落車発生、抜けた30名ほどでゴールスプリントへ。
マトリックスは、アイランをアシストにモラが行く。
各有力スプリンター達での争い。”流し先行で行け、溜めるより脚を使ってでも前に”
監督の指示どおり先に抜け出したモラに、合わせた皿屋豊(イナーメ信濃山形)が迫る。
抜け出した両名での激しいスプリントを僅差で逃げ切り、セバスチャン・モラが獲った!!
マトリックスは嬉しい開幕戦勝利!
Jプロツアーリーダーとして、モラが真紅のルビーレッドジャージに身を包む。
まだまだシーズン始まったばかり。このジャージを守るべく、この勢いで次戦も戦っていきます!
《監督のコメント》
ラスト250mは赤と黒のジャージだけ見とけと指示していたが、まさか外から緑が来るとは!オレもびっくり。
だけど、予定どおり、モラで”モラ”ったわww
ゴール後すぐにモラが「アーユー、ハッピー?」と聞いてきたから、「べり~、はっぴぃ」って答えた✩
【順位】
1位 セバスチャン・モラ(マトリックスパワータグ)
2位 皿屋豊(イナーメ信濃山形)
3位 窪木一茂(Team UKYO)
4位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
5位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)
6位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)
7位 鈴木近成(那須ブラーゼン)
8位 大塚航(JP SPORTS TEST TEAM‐MASSA ANDEX)
9位 藤岡克磨(CROPS×championsystem)
10位 小室雅成(ロヂャースレーシングチーム)
photo by Hideaki TAKAGI
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