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スポーク結線 ゾルダリング

S級1班の競輪選手からご依頼でホイールを組みましたが、そのホイールにスペシャルな作業をします。

スペシャルと言っても、スポークの結線です。
しかし、こんな作業は、特に今の時代はしょっちゅうするのもでもないので、ドキドキします。

まずは
ホイールを組みます。


組み上がり。ここまでは昨日完成しました。


そして結線していくのですが、本当は数回乗って、完全に馴染みを出してから行ったほうがベストなのですが、時間的な余裕の問題で、そうも言ってられないので、独自の方法で馴染を完璧に出します。

馴染をだしまくって、完全に調整した段階で作業に入ります。

まずはこれ!

結線する為の針金とハンダとフラックス。

針金の太さは秘密です。2000W近くを出せるのではないかと思えるS級1班のバリバリの先行選手。
パワーが相当あるので、通常よりも太めの針金です。

で、スポーク同士を固定していきます。そしてハンダ付。


で完成。


スポークの結線はメリットとデメリットがあります。

メリットはホイールの剛性を飛躍的に上げれる事。かかりのいいホイールになる事。

デメリットはスポークにかかる負担も増えるので耐久性は間違いなく落ちます。そして針金とハンダの重さの分、重たくなります。
まあ、リムセメントをどの程度つけるかで変わる程度ですが、重たくなるのは事実。

しかし競輪選手の場合、使用するホイールはNJS認定の物でないといけません。ホイール=ハブ、スポーク、リム、タイヤなど、すべて指定した物しか使えません。

その為、決められた中でいかにいいホイールを組み上げるかが重要になってきます。

またバンクの中を走るだけなので、一般道と違い道は綺麗なので、まだ耐久性に関してはましかもしれません。





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プロフィール

サイクルショップ金太郎 店長

Author:サイクルショップ金太郎 店長
大阪の堺にある自転車店「サイクルショップ金太郎」の店長が運営するブログです。



高校の頃より自転車競技を始め、ピストを中心にMTBやロードのレースにも参加してました。

競技時代は、現在マトリックスパワータグの監督でアジアチャンピオン&アトランタオリンピック代表でもある安原さんや、日本チャンピオン、元日本代表監督の元でみっちり自転車競技を行ってました。
その後大型自転車専門店に就職し、勉強させて頂き店長の経験を踏まえこのサイクルショップ金太郎をオープンさせて頂きました。




経験を生かし、自転車の素晴らしさなどをお伝えしていきたいと思っております。

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