BBのフェイスカットは必要ないと思うけど、ディスクのこれはね・・・。
- 2018/08/11
- 20:00
BBのフェイスカットは当店では以前より不要だと言い続けてました。
もちろんその考えは今でも変わりませんし、フェイスカットしないと使い物にならないフレームなんて、不良品じゃないの?ってスタンスです。当店では仕入れたフレームがそんなレベルだったら、即返品です。
理由は以前にもさんざん書いてますので、改めて詳しくは書きません。
メリットよりデメリットのほうが明らかに多いのが事実だから。
それをしないと使い物にならないフレームなんて、他の所の精度も怪しいと思ってしまいます。いや絶対に怪しいんです。
今でもイタリアブランドのフレームなどは、BBのタップをかけないとBBが入らない、エンドを削らないとホイールがはまらない、ブレーキ面の穴が若干曲がってて、ブレーキがまともに取りつけられない、・・・など、結構ざらにあります。
BBのフェイスカットって、ベースのネジ山を中心にタップしなおして、ネジ山を深くガバガバに緩みやすくして、フェイス面をカットして、見た目は綺麗だけど、BBのシェル幅を狭くして・・・。
BB取付面のネジ山の左右の精度って、タップしなおした所でネジ山をさらうだけか、ネジ山を深くするだけで精度自体が上がるわけではないです。
なぜならベースのネジ山を基準にネジ山をさらってるだけか、そのネジ山を深く削ってるだけだから。
そしてフェイス面を整えた所で、元の軸が曲がってたら全くもって意味ありません。
それはBBのシェル自体がフレームに対して本当に精度高く溶接されてるかなどの問題のほうが絶対に大事であって・・・。
タップを立て直さないと使い物にならないようなフレームなんて、BB自体が、フレームに対してぴったり垂直でついてるかすら怪しいです。
フェイスカットを押してるお店はそんな事は一切触れない・・・。
なので、BBのフェイスカットは基本的に不要と思ってるわたくしですが、最近多くなってるディスブブレーキの取付面だけは無視できないんです。
本当は何もしないで完璧に精度が出てくれれば一番良いのですが、そうでないのがあるのも事実。
調整できるスペーサーが入ってるものはいいものの、フラットマウントとか、調整できない角度の物は仕方なしに削らないと駄目な事があります。
後ろから見るとディスクローターは90度なのに、ディスクブレーキアーチは89度とか91度になってる場合。
BBなどは、普通に取り付けれるものは、何もしなくてもそんなに問題ないのが普通です。
なので、ほぼ必要ないのにわざわざデメリットしかないフレームを削っても、メリットは0なんです。
なので、そのままで基本はOKだと思います。
しかしディスクの場合は、ローターの振れとかの問題があるものの、今回はその話は除き、やはり、ブレーキローターとブレーキパッドが擦ってしまっては駄目なので、仕方なしにこんな作業をしたりします。
この前はそんな作業をしたので、少し写真を・・・。
削る前です。

工具をセット

少しずつ削っていきます。
すると右のほうだけ削れていきます。右側が高い証拠。

もう少し・・・。

ほぼ一周つながればOK.後は上下の高さをぴったりと揃うまで高いほうを削ればOKです。

BBは、自転車を上からでも後ろからでも見た際に、自転車を真っすぐに置いた際に、BBの軸は絶対に90度ぴったりでないと駄目なんです。89度や91度とか傾いてたら駄目なんです。
そんなのを考えずに、ネジ山を深く削ったり、フェイス面だけ綺麗に揃えても意味ないんです。
BBのシェル自体がフレームに対して90度でなければ、いくらタップかけようが、フェイスカットしようが、曲がってるものは曲がったままなんです。
しかもBBに関しては、フレームの元のネジ山をベースにいじってるだけだから、元が曲がってては全く意味ないし、BBが緩みやすくなる可能性もあり、デメリットしかありません。
極論を言うと、自転車を上から見た場合、リアのホイールの軸に横の線を引いて、フロントのホイールの軸にも横線を引きます。
この線に対しBBにも横線を引いた場合、前後のホイールの横線と並行でないと、いくらBBを削ろうが何しようが、ベースのネジ山とかを基準にいじってるだけなので、何の意味もないのです。
ただ、ブレーキの取付面に関しては、ホイールの取付軸ををベースに対して作業するので、きっちりと精度を出せ、効果が高いので、やるメリットデメリットを天秤にかけるとメリットのほうが多い時があるのも事実なんです。
ただ、何もしなくても精度出てるのが一番なんですけどね。
この手のネタを書くと長くなるので、このあたりで(笑)
もちろんその考えは今でも変わりませんし、フェイスカットしないと使い物にならないフレームなんて、不良品じゃないの?ってスタンスです。当店では仕入れたフレームがそんなレベルだったら、即返品です。
理由は以前にもさんざん書いてますので、改めて詳しくは書きません。
メリットよりデメリットのほうが明らかに多いのが事実だから。
それをしないと使い物にならないフレームなんて、他の所の精度も怪しいと思ってしまいます。いや絶対に怪しいんです。
今でもイタリアブランドのフレームなどは、BBのタップをかけないとBBが入らない、エンドを削らないとホイールがはまらない、ブレーキ面の穴が若干曲がってて、ブレーキがまともに取りつけられない、・・・など、結構ざらにあります。
BBのフェイスカットって、ベースのネジ山を中心にタップしなおして、ネジ山を深くガバガバに緩みやすくして、フェイス面をカットして、見た目は綺麗だけど、BBのシェル幅を狭くして・・・。
BB取付面のネジ山の左右の精度って、タップしなおした所でネジ山をさらうだけか、ネジ山を深くするだけで精度自体が上がるわけではないです。
なぜならベースのネジ山を基準にネジ山をさらってるだけか、そのネジ山を深く削ってるだけだから。
そしてフェイス面を整えた所で、元の軸が曲がってたら全くもって意味ありません。
それはBBのシェル自体がフレームに対して本当に精度高く溶接されてるかなどの問題のほうが絶対に大事であって・・・。
タップを立て直さないと使い物にならないようなフレームなんて、BB自体が、フレームに対してぴったり垂直でついてるかすら怪しいです。
フェイスカットを押してるお店はそんな事は一切触れない・・・。
なので、BBのフェイスカットは基本的に不要と思ってるわたくしですが、最近多くなってるディスブブレーキの取付面だけは無視できないんです。
本当は何もしないで完璧に精度が出てくれれば一番良いのですが、そうでないのがあるのも事実。
調整できるスペーサーが入ってるものはいいものの、フラットマウントとか、調整できない角度の物は仕方なしに削らないと駄目な事があります。
後ろから見るとディスクローターは90度なのに、ディスクブレーキアーチは89度とか91度になってる場合。
BBなどは、普通に取り付けれるものは、何もしなくてもそんなに問題ないのが普通です。
なので、ほぼ必要ないのにわざわざデメリットしかないフレームを削っても、メリットは0なんです。
なので、そのままで基本はOKだと思います。
しかしディスクの場合は、ローターの振れとかの問題があるものの、今回はその話は除き、やはり、ブレーキローターとブレーキパッドが擦ってしまっては駄目なので、仕方なしにこんな作業をしたりします。
この前はそんな作業をしたので、少し写真を・・・。
削る前です。

工具をセット

少しずつ削っていきます。
すると右のほうだけ削れていきます。右側が高い証拠。

もう少し・・・。

ほぼ一周つながればOK.後は上下の高さをぴったりと揃うまで高いほうを削ればOKです。

BBは、自転車を上からでも後ろからでも見た際に、自転車を真っすぐに置いた際に、BBの軸は絶対に90度ぴったりでないと駄目なんです。89度や91度とか傾いてたら駄目なんです。
そんなのを考えずに、ネジ山を深く削ったり、フェイス面だけ綺麗に揃えても意味ないんです。
BBのシェル自体がフレームに対して90度でなければ、いくらタップかけようが、フェイスカットしようが、曲がってるものは曲がったままなんです。
しかもBBに関しては、フレームの元のネジ山をベースにいじってるだけだから、元が曲がってては全く意味ないし、BBが緩みやすくなる可能性もあり、デメリットしかありません。
極論を言うと、自転車を上から見た場合、リアのホイールの軸に横の線を引いて、フロントのホイールの軸にも横線を引きます。
この線に対しBBにも横線を引いた場合、前後のホイールの横線と並行でないと、いくらBBを削ろうが何しようが、ベースのネジ山とかを基準にいじってるだけなので、何の意味もないのです。
ただ、ブレーキの取付面に関しては、ホイールの取付軸ををベースに対して作業するので、きっちりと精度を出せ、効果が高いので、やるメリットデメリットを天秤にかけるとメリットのほうが多い時があるのも事実なんです。
ただ、何もしなくても精度出てるのが一番なんですけどね。
この手のネタを書くと長くなるので、このあたりで(笑)
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